23歳の息子は阪神タイガースのファンだ。
2023年、18年振り6度目の優勝の際には、『おぉー!!!』とのけ反り、両手に拳を握りしめての大喜びだった。
私も一緒にテレビでその瞬間を観ていたので、その時のことはよく覚えている。
監督含め選手皆が笑顔で中央に集まってくる。抱き合う人たちもいる。
その中で岩崎選手が背番号24のユニフォームを掲げていた。
私は野球のことは詳しくないので、なぜユニフォームだけが掲げられているのか特に気にもしなかった。
今年になり、たまたま息子と書店に寄った。
その時に積み上げられていたのがその優勝シーンを表紙にした単行本。
『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』
常日頃、読書に関心の薄い息子が珍しく『僕、この本読みたいねん。』と手にしたのだ。
帰宅してその日のうちに読了。『よかったよ。』と一言。
なんて早く読めるのかと驚いた。そして私も読もうと思ったのだ。
読み始めたら止められない。涙、涙。。。ティッシュで鼻をかみながらの一気読み!
そうか、あの優勝の時に掲げられた『背番号24』はこういう意味だったのか。
私は若干28歳の若さで優勝前に亡くなっていた横田選手のことを知らずにいた。
生きたくても生きられなかった選手がいたなんて。。。。。
感動的だった。
生かされている自分自身を見つめ直す機会となった。
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